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HoloLensを展示会に出すときの9つの注意事項

今日、HoloLensを展示会(大阪メイカーズバザール)に展示してみて、準備や展示中の注意事項がいろいろあることに気づかされましたので、ここで共有したいと思います。

2017年7月15日、加筆しました。ボード2mのUSB-Cケーブルです

準備

以下の5つのものを用意すると良いと思います。

1. アイキャッチなボード

私は、以下のようなA1のパネルを用意しました(右下にちょこっと写っています)。

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全体はこんな感じです:

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このようなものを用意しておくと、展示中はパネルをのぞき込んできた方に「体験やってまーす」と言うだけでOKなので断然ラクですし、声をかけやすいので集客にもなります。ちなみにSweet Electronicsの小野さんのアイデアをいただきました。

パネルの枠はシェアオフィスのものを使わせていただきました。A1の印刷費は3000円でした。

まあでも百均で売っているA4のイーゼルでもぜんぜんOKだと思います。カバンに入るのが良いポイントです。あるとラクです。

2017年7月15日に加筆:

HoloLensミートアップ東京でA4のイーゼルを使ってみたところ、何もこちらから言わなくても通りがかりの方々が「体験したい」と声をかけてきていただいて大変ラクでした。A4ならカバンに入るのでオススメです。

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2. 2mのUSB-Cケーブル

これは今回用意しなかったのですが、必要だと感じました。

私のHoloLensは10時から展示を始めて1時半にはバッテリーが切れてしまいました。しばらく充電しようと考えたのですが、1時間待っても数%しか充電されません。給電しながらだと、(1回OSが落ちましたが)大丈夫のようです。

また、Device Portalのライブビューも、こういう大人数の方が入られるイベント会場では良くあることなのですが、Wi-Fi輻輳して全然つながりません。USBでつないでローカルポートにアクセスするのが良いと思います。補足:DevicePortalのMixed Reality Captureは有線接続してEdgeでみるのが1番安定してるようです。Chromeだとちょいちょい止まるそうです。

結論としては、HoloLensはUSBケーブルをつなげたまま展示するしかないと思います。

補足:中村さんからアドバイスを頂きました。HoloLensは2.4Aの電源から充電する仕様なので、PCではなくてコンセントから直接取るのが良いそうです。 ACからの充電で使ってないときは充電して置くと、だいたい一日の展示会くらいは電池もつそうです。ただし、フル稼働していると厳しいかもしれないそうです。Maker Faire Tokyoはフル稼働しそう…

植田はUSB-CケーブルとマイクロUSBアタッチメントを使って2.4A充電と有線ライブビューの両立を試してみるつもりです。

加筆:HoloLensミートアップ東京で3mのUSBケーブルを試しました。PCとつないで30分近くデモをしましたが一度も切れることなくライブプレビューを続けることができました。ライブプレビューが見ることができると展示側としては安心ですね。

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3. 「MRとは」という説明ポスター

これも今回用意しなかったのですが、あっちこっちで同じ説明をすることになるので、1枚絵に少ない文字量で説明するポスターを貼っておいて来客に見てもらうのが良いと感じました。これは宮浦さんのアイデアです。宮浦さんは「エアタップのしかた」という1枚絵のポスターを用意されていましたが、会場で「そもそもMRとは?というポスターが必要だよね」という意見で一致しました。

4. ヘッドバンド

ヘッドバンドは子どもの頭にHoloLensを装着するのに必要です(なお、HoloLensは13歳以上のみ着用可とMicrosoftが定めています。前述したボードに書いておくと良いと思います。ただ、何も見せずに帰ってもらうのも辛いところなので、「こんな感じのものが見れます」と言って用意しておいた動画を見せるのが良いかなと思います)。私はなくて往生しました。

ヘッドバンドがなくて、どうしてもズレるときは子どもさんに両手でHoloLens持ってもらい、いちばん見えるところを探して調整してもらいました。私の場合は「キャリブレーション」アプリの最初の青いコーナーが四隅に表示されるのを見せて、子どもさんに調整してもらいました。

展示会の場合はあらかじめ展示するアプリの中にHoloLensの視界の枠をUnityで作っておいて、それを見て調節してもらうのが良いかもしれません。

補足:HoloLensのスクリーンは目に対して下めについてるので、浮かしてつけるとよいそうです。私も目の位置は光学ガラスの上から3分の1当たりかなと感じました。

補足:ヘッドバンドの代わりにキャップのつばを後ろ向きにしてかぶるのは、ずり落ちてこないので大変装着しやすいです。

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5. 瞳孔間距離

バイスポータルでデフォルトIPD(目と目の間の幅)を61㎜くらいにしておくといいかも。子供はあまり推奨しませんが、子供の時のIPDの概算を知っておいて設定するといいかもしれませんね。ずれているとかなり見づらいことがあります。自分のデバイスを渡していると忘れがちです。こんなアプリがあります:

play.google.com

IPDはUSでKinectで測るもの

github.com

も使えます。友人の女性は59前後が多かったので女性が多ければちょっとだけ値を小さくしても良さそうです…とのことです!

6. HoloLensのスリープ設定

補足です:スリープ時間がデフォルトで2,3分なので変えてあげないと台に置くたびにスリープします。復帰すると座標系がずれたり空間がドリフトしたりするので、スリープさせないのがオススメです。

HoloLensのスリープ設定はDevice PortalのHomeの一番下で変更できます。最大30分に設定できます。

7. 周囲の環境

  • 白一色の会議室のような場所だと、HoloLensが向きを把握できない
  • ガラス面、曇りガラスで認識が不安定になる
  • 黒い床、鏡も要注意

8. アンケート

アジャイルに開発する際、アンケートは、展示するプロダクトの良い点・悪い点を明らかにするために実施します。枚数ですが、時間数×10×展示数ぐらいが良いと思います。1人のメンバーが1時間で10人に対応するという想定です。

質問項目は私は1つにしています。要改善項目をちゃんと拾えるよう、厳しめに問いを設定します。私は以下のようにしています。

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「このプロダクトを友人や同僚に勧める可能性はどれくらいありますか?(まるで囲んで下さい)0  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10。そのスコアをつけた主な理由は何ですか?」(いわゆるNPS。ちなみにこの問にしておくと、どんなプロダクトのときも同じアンケート用紙を印刷すれば良いのでラクです)としています。

そして、体験が終わったところで「一言でいいのでアンケートをお願いします」とお願いして、スコアと感想を書いてもらいます。こうすると厳しいところをちゃんと書いてくれます。

9. あればいいかな?

  • アルコールのウェットティッシュ(揮発性のもの。普通のウェットティッシュだと汗と間違われることがあります)
  • ガラスクリーニングクロス:毎回拭かないとかなり手あかがつきそこで乱反射が起きることが多い
  • 小学生用の動画(前述)

AR

あと、HoloLensでARをやるときの問題点もいくつか判明しました。

まず、表示物が大きいと部分的にしか見えなくて体験が悪くなります。アプリの内容にもよりますが、なるべく全体像が把握しやすいように作るのが良さそうです。補足:アドバイスを頂きました。まず遠くに出して全体を見せる、そのあとで自分で局所を見るようにつくるのが良いとのことです。確かに。実践してみます。

次に、今回はHoloLensから1mのところにターゲットを表示してスマホでARマーカーを表示し私が動かしたのですが、展示者が自分でマーカーを持って動かした方が体験が良いことがアンケートからわかりました。その場でコードを直しましたが、80cmくらいが良いようです。

それにしても…ARはとにかく体験が悪いです。見えにくいですし(マーカー画像を工夫した方が良さそうです)、私は装着者がマーカーを認識できたら音が鳴るように設定していたのですが、この音も評判が悪かったです。HoloLensの良さはとにかく体験が良いことだと思うので、なんとしてもこの辺は改善したいところです。

あとは、ARを見せる前に上田さんオススメのHoloHeartを見せて「HoloLensとはこういうもの」というのを体験させておくのも良いかなと思いました。

いかがでしたでしょうか。展示はたくさんフィードバックが返ってくるので、ぜひ皆さんも出展してみて下さい。

謝辞

貴重な機会を頂いた大阪駆動開発 - connpassの皆さまと初稿の改善点を教えて下さった伊藤さん、全体的にアドバイスを頂いた中村さん、高橋さん、その他の方々、ありがとうございました。

加筆:写真をご提供下さった林さん、田中さん、ありがとうございました!