Feel Physics Backyard

HoloLensの出張授業をする会社で、教材を開発しています

120203-OpenCV2.3をProcessingで使う!

2012-02-03_1632 

結論から言うと、javacvProというProcessingのライブラリを入れればOpenCVが動きます。上の画像のようなこともできてしまいます。

ただし、前提条件としてOpenCV2.3.1およびJavaCVがインストールされていなければなりません。これが少し手間がかかります。

私はProcessingでOpenCV :: 覚え書きという記事を参考にさせて頂きました。以下の説明も画像をつけただけの基本的に参考記事のパクリです。どうもすいません。

しかしなかなかインストールが大変だったので画像つきの説明を作りました。OSはWindows7です。

ステップとしては以下のような感じになります。

  1. OpenCV2.3.1のインストール

    OpenCVを使えるようにする)

  2. javaCVのインストール

    JavaからOpenCVを使えるようにする)

  3. javacvProのインストール

    (ProcessingからOpenCVを使えるようにする)

1. OpenCV2.3.1のインストール

まずダウンロード詳細 Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x86)をダウンロードしてインストールします。

ダウンロード詳細 Microsoft Visual C   2010 再頒布可・パッケージ  x86

次にJavaCVのWindows7向けのページからOpenCV-2.3.1-win-superpack.exeをダウンロードします。

Windows7AndOpenCV   javacv   Common issues with OpenCV under Windows 7   Java interface to OpenCV and more   Google Project Hosting

このファイルはインストーラーが含まれていないただの自己解凍ファイルのため、解凍した後に自分で配置し、Pathを通す必要があります。(そのうちにインストーラーを含むものが配布されるようになるかもしれません)

私は「C:\」で展開し「OpenCV2.3.1」というフォルダ名にしました。

2012-02-03_1538

Pathに「C:\OpenCV2.3.1\build\x86\vc10\bin」「C:\OpenCV2.3.1\build\common\tbb\ia32\vc10」を追加します。

具体的には、まずコントロールパネルの「システム」を開きます。次に、「システムの詳細設定」を開きます。

2012-02-03_1540

環境変数」を選び、「Path」を選び、「編集」します。

2012-02-03_1542

末尾に2つのパスを追加します。

2012-02-03_1544

2. JavaCVのインストール

javacvのページからjavacv-bin-20120108.zipをダウンロードし適当なフォルダに展開します。

javacv   Java interface to OpenCV and more   Google Project Hosting

環境変数の「CLASSPATH」にjavacvの入っているフォルダを追加します。

2012-02-03_1601

3. javacvProのインストール

javacvProのページからjavacvPro-0.3をダウンロードし展開したのちProcessingの「modes\java\libraries」フォルダにコピーします。

Reference Librairie javadocPro   Main   HomePage

2012-02-03_1608

確認

インストールできたことを確認するために、exampleを見てみましょう。以下のようにjavacvProのサンプルプログラムが大量に追加されているはずです。

2012-02-03_1615 

試しにblur(ぼかし)を実行してみましょう。

2012-02-03_1630 

お次はcanny(輪郭検出)。

2012-02-03_1632 

いやー、手間取っただけあって、動くとうれしいですね!