元教員というキャリアがこんなかたちで役に立つとは思いませんでした。引き立てていただいた@jishihaさんに感謝です。
開講する前に、いろいろと予行演習をさせていただきました。@taguchiさんの準備されたシステムは添削の質を高いものに維持するためにきめ細かくフォローされており、驚かされました。まさに教育の新時代を切り拓くシステムではないかと思います。気になる方はぜひ受講してみてくださいw
個人的には、この添削システムをStackOverflowとどうしても結びつけて考えてしまいます。私自身はプログラミングを学ぶ上で行き詰まった点は、よくStackOverflowに質問を出していました。行き詰まるハマりどころというのはあるもので、毎回回答が返ってくるたびに「うおお、そんなことが原因だったのかあああ!知らんわ、そんなこと!」と悶絶していたものです。総じて、StackOverflowは大変勉強になりました。今では自分の中で常識になった様々なことが、もとはStackOverflowで教えていただいた事柄なのです。まだまだ私のようなプログラマは少数でしょうが、そうでなくなる日はいずれ来るでしょう。プログラミングを学習するプロセスが変容しつつあります。
少し冒険的に踏み込むと、もう一人でプログラミングを学ぶ時代ではない。そう、私は思い始めています。
StackOverflowやGitHubのような他の人たちの力を、あえて言うなら「利用することができる」ことが、自分のプログラミング能力を上達させて、より高いクオリティのプロダクトを作るための必要条件になりつつあるように思います。日本語サイトでもQA@IT、Qiitaやjsdo.itは大変参考になります。そしてドットインストールが添削サービスを始めました。
また、勉強会に出ることは良い刺激になります。私も定期的に勉強会に参加したり、単発の勉強会に参加しています。そういう場ではインターネットをブラウザ越しに見ているだけではわからない技術のトレンドや重要性の濃淡がわかります。
さらに、@utwangくんにはペアプログラミングの素晴らしさを教えてもらいました。ペアプログラミングは、うまくやると(この辺は@shiba-yu36くんが記事を書いてくれています)大変勉強になります。隣のプログラマの一挙手一投足が、とても参考になるのです。
そしてついに私はプログラミングについて教える立場に立つことになりました。これもまた、私にとって勉強になるのではないかと期待しています。どうぞよろしくお願いいたします。