
ここは名古屋は金山のファブラボ施設、クリエイトベース金山。
「レーザーカッター加工機を使いたいのですが…」
「いいですよ。使い方をご説明しましょう」
金山にUVプリンタや機械刺繍機などがあるファブ施設があります。そこにあるユニバーサル社のレーザーカッターで、データをIllustratorに入れて位置合わせの半切りからコルクに彫刻するまで、操作手順をステップごとに写真付きで説明します。
なお、私に丁寧に教えてくれたのはクリエイトベース金山のさっちゃんさんです。ありがとうございました!
【ご注意】この記事でご説明する使い方は、あくまで筆者個人が教わった使い方です。この記事の通りに作業してうまくいかなかったり事故が起きても筆者は一切責任を負いませんので、みなさんも自分の責任で参照して下さい。よろしくお願いいたします。
なお、レーザーカッター加工機はUniversal社のものを使いました。
データの作成
まずは印刷するデータを作ります。Photoshopなどでも良いのですが、私はベクター画像の練習のためCacooを使っています。

データを作る過程は省略します。
ちなみにPhotoshop等で作ったラスターデータで彫刻するときはデータがちゃんとモノクロ2色になっているか確認しましょう。そうしないと、薄いグレーの箇所が点在して残って彫刻時間がとても長くなることがあります。

今回は結婚した友人のために記念コースターを彫刻します。
Illustrator
データを開く

Cacooで作成したSVGファイルをAdobe Illustratorで開きます。

開きました。
寸法合わせ

「情報」ウィンドウを表示させておき、直線ツールで長さを測ります。幅は206mmでした。コースターの直径は90mmなので2枚でも180mm、つまり縮小(今回は87.4%)しなければなりません。

すべてを選択して、

「イメージ」→「変形」→「拡大・縮小」

87.4%

小さくなりました。
パスファインダー作業

右下の水玉のはみ出ている部分を、

パスファインダーで切り取っていきます。

終わりました。
位置合わせ用の円を描く

あいだを空けて、

外側の円だけを位置合わせのために半切り(半分の深さまで切る)するのですが、先ほど水玉のはみ出ている部分を切り取った作業の跡が残ってしまっています。

左側の円をコピーして、

右側に合わせます。
専用テンプレートに貼り付ける

「ファイル」→「テンプレートから新規」

レーザーカッター加工機用のテンプレートを開きます。

先ほどのファイルに戻り、Ctr + Aですべて選択してコピーし、

レーザーカッター加工機用テンプレートでつくったファイルに貼り付けます。
半切りのためのスタイルを割り付ける

半切りするために、「ウィンドウ」→「グラフィックスタイル」

外側の円だけのレイヤーのみを表示して、

「Blue Cut Vector」を適用します。
半切りの過程
半切りの過程は省略します。
レーザーカッター
レーザーカッターのプリント設定を開く

位置合わせのため、あらかじめコースターの外側の円をMDF合成木材の切れ端に半切りしておきます。その上にコースターを乗せます。

レイヤーを切り替えて、プリントするものを外側の円から…

…内側の内容に変えます。

Adobe Illustratorの「プリント」をクリックします。

印刷ダイアログの「プリンター」をクリックします。

さらに出てくる別の印刷ダイアログの「詳細設定」をクリックします。
プリントを設定する

何に印刷するか選びます。ここではコルクボードを選んでいます。

厚みを入力します。ノギスで測ったところ、5.0mmでした。これを入力します。

「Apply」をクリックします。

「厚さ5mmのコルクボードだと燃えちゃうよ?」という警告が出ます。今回は切るのではなくて彫刻するだけなので、「Yes」をクリックします。

「OK」をクリックします。
レーザーカッター加工機にデータを送る

印刷ダイアログの「印刷」をクリックします。

Illustratorの印刷ダイアログの「プリント」をクリックします。これで印刷データがレーザーカッター加工機に送られます。
ヘッダの位置合わせ・調整

タスクトレイにあるレーザーカッター加工機のアイコンをクリックします。

レーザーカッター加工機のアプリが起ち上がります。無事に印刷データが来ていることがわかります。まず右上の電源ボタンを押してレーザーカッター加工機の電源を入れます。

念のため位置合わせをします。右側に5つ横に並んでいるアイコンの左から2つめ(ヘッダ)をクリックして、印刷内容の適当な場所をクリックすると、

実際のレーザーカッター加工機内でヘッダが動きます。何カ所かクリックして、印刷内容がコースターにきちんと収まっているか確認します。

台の高さを調節して、ヘッダと印刷対象物との間の長さを合わせます。
印刷開始

「Start」をクリックします。作業を開始してから終わるまでの時間が計算されて表示されます。次の方が使うまでの時間が短い(自分の時間はもうギリギリ)ときは、あきらめましょう。

換気を始めます。

スタートボタンをクリックします。
2016-03-21 クリエイトベース金山のレーザーカッター加工機
彫刻が始まります。
終了手順

無事、彫刻ができました。

終わったら電源ボタンをクリックして電源をオフにします。

「Close」ボタンをクリックします。

レーザーカッター加工機を閉じて、終了です。
おわりに
いい感じのコースターができました!


これまでは毎回スタッフの人に手取り足取り教えてもらっていたのですが、ようやく一人でできるようになりました。どなたかの参考になれば幸いです。