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HoloLensの出張授業をする会社で、教材を開発しています

ガジェット中毒者の告白:デジタルからアナログに戻ってきた理由

対象読者

テクノロジーが大好きで、同時に自分の仕事や体験の品質(のこまかーいこと)に異様なくらいこだわってしまう大変な方々(私!)。

かつての私は、新製品の発表会にワクワクし、ガジェットブログは毎日チェック。怪しいアイテムをクラウドファンディングでいくつも買い、家ではアレクサと複数のスマードホームデバイスが連携して動いていて、友人には会うたびに「またガジェット買ったの?」と呆れられるほどのデバイス中毒者でした。

でも、日常的に使うもの、特に仕事や大切な瞬間に関わるツールに関しては、品質への異様なこだわりがあります。

ご提案

ここ3年くらい、気づいてしまったことがあります—私が本当に頼りにしているものは、最先端のデジタルではなく、「時代遅れ」なアナログ製品かもしれません。

私の感想

例えば:

  • 無線LANではなく有線LAN:うちではZoomが最近よく切れてご迷惑をおかけしていました(実はこれが本題です)。15mのLANケーブルを導入してからは状況が改善。「なんで有線なの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、私はあまり無線を信用していないんです。余計な懸念要素が増えない有線という選択肢は、心配性の私にとって、品質を追求する良い方法だと思うのです。

  • スマホではなく専用ボイスレコーダー:最近、新しいボイスレコーダーを購入しました。「スマホでいいのでは?」と思われるかもしれませんが、アップロードが途中で止まったり、録音中に電話がかかってくると途切れてしまったり。ハードウェアの方は安心して仕事に集中できますし、会議中に置いておいても気に障ることもありません。

  • デジタルノートではなく紙の手帳スマホのメモアプリも、昔はいろいろ試しましたが、ここ2年くらいは小さな紙の手帳を使っています。ポケットに入るサイズなので常時持ち歩いています。専用のケースならカードや小銭も入れることができるので、お財布兼手帳になります。

  • プロジェクト管理ツールではなく模造紙と付箋:会社のタスク管理でも、模造紙に付箋紙を貼っています。いろいろ試しましたが、紙の自由さ・信頼性には敵わない気がします。

課題と展望

まあでも正直、Zoomのたびにケーブルをつなぐのは超面倒そうです。1ヶ月後に無線のリピーターを買っていたら、お許しください。結局のところ、「100%確実なアナログ」に行ったり、「それなりに便利なデジタル」に帰ってきたりを繰り返しています。

PCで作った文書ファイル。使うときはスマホで見るよりも印刷して使うことが多くなりました。紙の質感、ペンで書く感覚、そして何より「ぱっと出してすぐ使える」「バッテリー切れなどのトラブルの心配がない」「目にも優しい」という安心感。この「絶対に裏切られない」という確信は、いつも最新アプリにウキウキと浮気しながらも、古いノートに戻ってしまう理由です。

他にも重要な視点があって、結局のところスマホの方が安上がりですよね。ボイスレコーダーは1万円以上しますし、あの小さな手帳だって安くはありません。付箋紙の価格は見るたびに「これ、裏に金箔でも貼ってあるの?」とウンザリしてしまいます。

すべて、単純に集中力や視力が悪くなってきただけかもしれませんが・・・

というわけで、歳を取ると視点が増えて、いろんな観点から物事を見ることができるようになりますよね。それを自分の仕事に反映して、より多くの人にとって満足してもらえるものを生み出していけたらと思います。考えすぎも良くないけどね!