スマホ+クラウドストレージ(PCはなし)の時代が来つつある。しかし、スマホからクラウドストレージ(Dropbox)上のファイルを探すとき、検索が遅いのが私は不満だった。そこで、実際に3つのサービスで実験をした。
◆目次
なんとなくDropboxを使っているけど他のクラウドストレージサービスはどんな感じか知りたい方にオススメの記事です。
価格
価格はすべて年間16000円(1TB)です。なお、OneDriveはOfficeが付くのでその分お得です。
実験
方法
- Dropboxの8GBのフォルダをOneDriveにコピーする
- OneDriveは、インデックスが作られていないと不利なので、前日に一度検索しておき、当日にもう一度検索する
- Google Driveにはちょうど8GBほど入っているので、そのまま使う。
- 3つのサービスで同じキーワードで検索する
- 所用時間と検索結果の内容を確かめる
結果
「名刺」
まずは「名刺」で検索しました。
Dropbox
30秒かかりましたが、ちゃんと見つけることができています。
OneDrive
「名刺」というファイルは「ない」と言われます。所要時間は一瞬でした。
Google Drive
2秒ほどかかりました。
画像も読み込んでいるのがすごいですが、いろいろ試したところ、けっこう関係ないファイルをズラズラと返します。OCRはあまり期待できなさそうです。
「年賀状」
次は「年賀状」というファイルを検索してみます
Dropbox
ちゃんと見つけます。ただし、40秒かかりました。
OneDrive
フォルダが2つだけ引っかかります。時間は同じく一瞬です。
Google Drive
なんと、ファイルの中まで検索しています。所要時間は1秒でした。
「xlsx」
最後に「xlsx」というファイルを検索してみます
Dropbox
30秒かかりました。しかし、Excelファイルではない、ファイル名に「xlsx」を含むファイルも捕まえています。
OneDrive
一瞬でずらずらっとExcelファイルを返しましたが、ファイル名に「xlsx」を含むファイルは見つけられていません。
Google Drive
絶好調です。所要時間は1秒でした。
「植田」
全文検索を試すため、おまけで自分の名前で検索してみました。
Google Drive
全文検索でずらずらっとたくさん結果が出てきました。これも所要時間は1秒でした。
結論
検索についてはGoogle Driveの圧倒的勝利です。
しかし…
しかしWord、Excelは使いたいです。なぜなら…
- 15年くらい使ってきたアプリで、慣れています
- Wordで文書提出させる関係機関が多い
- Google Docsは、少しださくて、どうも好きになれない
ところが…
Google公式のMS Officeプラグインを入れれば、WordやExcelなどでつくったファイルを直接Google Driveに保存することができることがわかりました。
結局
Google Driveに移行してみることにしました。
移行作業
MacにGoogle Driveアプリをインストールし、Finder上でDropboxフォルダの中身をGoogleドライブフォルダにコピーするだけで移行できました。200GBで30分ほどでした。
ただし、クラウドへのアップロードが終わって、すべてスマホから検索できるようになるまでには、5,6時間かかったようです。この辺はインターネット接続環境に依りますね。
とりあえず
スマホから自分の15年分の全ファイルを一瞬で全文検索できるのは素晴らしい!ヒャッハー!!
後日、その後の経過を書こうと思います。