三重県初開催に参加しました。金曜夜にチームを作り、土日にサービスを改良します。日曜5時に5分で発表し、最優秀賞が選ばれます。今回は22人集まり、5チームで挑戦しました。みなさん楽しんでおられました。
イベント?
実はこの記事タイトルは間違っています。
スタートアップ・ウィークエンドはイベントではなくコミュニティです。イベントのあともお互いにつながり、誰かが起業しようとしたら皆でバックアップし、起業に失敗したら皆でバックアップ(なんじゃそりゃ)するコミュニティです。
もっとも重要なこと
友人と話題をシェアするために成果物を貼っておきます。
審査員には「価格設定の根拠は?」と聞かれ、何の検証もしていなかったので答えられませんでした。検証。検証なんです。スタートアップ・ウィークエンドでもっとも重要視されるのは検証なのです。
- 本当にそのサービスは成立するのか?
- ニーズはあるのか?
- 市場規模はどれくらいなのか?
といったことを検証したかどうかが問われます。
どうやって?
「そんなのどうやって確かめるの?」
と皆さんは思うと思います。答えはシンプルです。
「街頭で聞く」。
冗談ではありません。本当に行って聞くのです。そこで
「いいね!使う!」
という反応が返ってくるまでサービスを修正し続けます。最初は否定的な反応ばかりです。だんだん
「俺、貴重な週末を使って何やってんだろう?」
という悲しい気分になってきます。あとでお見せします。
実は私は、街頭に出ませんでした。行くべきだった。
MVP!
何でしたっけ?ああ、発表ですね。他にもいくつか質問されたのですが、疲れていたので覚えていません😅。発表が終わったあとの懇親会で運営ボランティアのマツモトさんにアドバイスを頂きました。
「もっと小さく始められるサービスにした方が良い。なぜなら、その方がすぐ検証して軌道修正できるから。」
確かに。その通りです。まったくもって。本当に勉強になりました。
ちなみにMVPはMVCの間違いではありませんよ!Minimum Viable Product、勝手訳すると「最小製品」。以下の図をご覧下さい。
わかります?わかりますよね。参加すると深い勉強になると思います。
折れる心
成果物の途中経過も貼っておきましょうかね。
金曜日
初日の夜11時に投げて、皆さんにシェアしていただいたアンケートです:
「我々は現状の受け身教育を変えたいと思っているグループです。小〜中学生の子どもがすすんで勉強するようになる方法として、親が勉強する姿を見せるのがいちばん良いのではないかと考えています。
そこでお聞きしたいのですが、自分の興味のある話題(歴史や経済、数学、理科など、学校で勉強することに関係あれば何でもいいです)などを週1時間ていど駅前の教室で学び、続きをビデオ教材や音声教材のかたちで家で学ぶ。そうすることで子どもに勉強する姿勢を見せる。
このために月に電話代料金ていどのお金を払っても良いと感じますか?」
コメント:
- 電話代の金額が不明で判断がつかない
- 親子で一緒に参加する前提?そのあたりが説明から見えない
- 子どもの年齢によると思いますが、小さい子のいる家庭の場合に旦那や両親など周りの方の協力がなければ、母親が1人で出かける事自体が難しいのではないでしょうか?と感じます。子供と一緒に参加できるとかなら別ですが。
- その人にとって価値のあることを勉強する姿勢を見せるならわかるけど、「子供のために学校の勉強をする」のは逆効果だと思う。恩着せがましくなってプレッシャーになるのでは?
- 自宅学習も入れると週に1時間以上かかってしまそうです。また、子供に学習の姿を見せるための時間(帰ったら子どもはもう寝てしまっている)が合わせられなさそうでした。
心が折れそうになるのがわかりますでしょうか😅 これが検証です。
まあでも、こんなコメントも:
- 自分だけでなく、子供と一緒に学べるような仕組みがあれば嬉しいです
1つだけ?ええ、1つだけでした。
土曜日
サービスが大きくなりました。
ここで運営ボランティアからアドバイス。
「もっと小さなサービスにして、検証しましょう!」
確かに。そこで、個人的に早く検証プロセスに入りたかったので
「いったん固めましょう!」
と強く主張して作ったのが以下のページです。そして、
「日曜日は各自、このページを同僚や知り合いに見せて検証しましょう」
というつもりでした。
土曜日の深夜にFacebookにイベントの広告を貼りました。ターゲットは
- 年齢22〜40歳
- 四日市駅周辺5km
- 興味が「歴史」
としました。
日曜日
広告の結果は…600人にリーチし、25の「いいね」が付いたのですが、サービスのホームページに来てくれた人は2人。エントリーはもちろんありませんでした。
🙃 🙂 🙃 🙂 🙃 🙂
最後の発表版は本記事の冒頭に挙げました。
まとめ
検証。これに尽きます。わかっていたつもりでしたが、ただの「つもり」でした。精進精進。
謝辞
オーガナイザーのLeさんの説明は情熱のこもったロジカルな説明で、感動しました。マツモトさん、宮崎くん、浅野さんをはじめとするボランティアの方々、こんな機会を準備して下さってありがとうございました。そしてイベントを一から足でかせいで成立させた一尾さん、本当にありがとうございました。