対象読者
かつて技術系の勉強会に参加するのが好きだった方々
提案
何か一つだけ、AIの勉強会に参加してみるのはいかがでしょう。
私の感想
今回の勉強会はこちらでした:
AIエージェントLT会 -AIエージェントの最先端に迫る- - connpass
会場は東京駅近くの京橋、東京スクエアビルの14階にあるWeWorkでした。主催のWeights&BiasesのCEOによるオープニングが印象的で、「AIエージェントは今まさに"ツチノコ状態"です。皆が『いる、いる』と言っているものの、実際に見た人はどれくらいいるでしょうか」と問いかけると、会場全体が笑いに包まれました。
登壇者の方々の発表は、どれも大変興味深いものでした。問題なさそうな写真を貼っておきます。
LangChainやLangGraphといった最新ツールの知見、AIによる採用面接代行の実践例や、AI専用チップの紹介など。
多くの登壇者が「私はAIエージェントを実際に見たので、ご紹介します」と切り出し、笑いを誘っていました。いやあ、楽しい。
とても示唆深いと思ったのは、LLMの返答評価手法についての知見。聞いていて「何か近いものが昔あったような?」と思ったら、かつて携わった入試の小論文採点業務でした。必須キーワードの確認や、評価基準の標準化といったアプローチは必要悪と捉えられがちですが、意外に普遍的なものなのかもしれません。
懇親会では登壇された方々に直にお話を伺うことができました。ハード寄りの発表をされた方はMaker Faire Tokyoが大好きと聞いて、これまた何か普遍的なものを感じました。
課題と展望
私の場合、ビジネス的に採用技術を検討する段階ではないので、本当はこういう時間は無駄なのかもしれません。
しかし、AI開発の大きなトレンドは掴めたような気がします。さらに、ドメインの経験がユーザーの現場に近づくほど重要になることなど、関係する要素の重みの濃淡のようなものがわかったことは収穫だったと思います。
今後もこういう勉強会に参加できるかは分かりませんが、大変勉強になりました。
最後になりますが、勉強会で登壇されたすべての方に感謝しますとともに、運営されたWeights & Biasesに御礼申し上げます。貴重な学びの機会と素敵な懇親会を、ありがとうございました。