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街のお店とWebサービスの共通する大切なことは、ユーザーの欲求を読むこと

街を歩いていてふと思ったのだが、お店とWebサービスは似ている。

 

 

◆いろんな外観のお店

 

まず、外観がある。おしゃれな外観や、特売情報を出している外観や、イチオシの商品をディスプレイしていたり、落ち着いた外観であったり、店名の小さな看板があるだけのぶっきらぼうな外観であったりする。

 

これらの特徴はお店にもWebサービスにも共通する。

 

◆お店のディスプレイ

 

多くのお店にとって、まず重要なのは通行人がお店に入ってくれることだ。そのためには、通行人の心の琴線に届くような外観でなければならない。

 

例えばポップでデザイン重視の服が好きな通行人が通るとしよう。店の前にそのような感じのセンスの良いディスプレイがあれば、自然と「あ、これいいな」と思い近寄ってくるだろう。通行人はこのようにお店を選ぶ。

 

◆選ぶのは通行人

 

しかし同時に、お店もお客を選んでいる。店の前に違うディスプレイを出せば、違うタイプのお客が入ってくるだろう。例えばデザイン軽視でとにかく安い商品を並べれば、入ってくるお客もデザインはあまり気にしないが値段は気にするタイプだろう。

 

ここで重要なのは、地域の様子だ。高所得者が多い街と低所得者が多い街では、通行人のタイプはぜんぜん異なる。おそらく高所得者はデザインを重視するだろうし、低所得者は安さを重視するだろう。

 

Webサービスの場合

 

ではWebサービスの外観とは何だろう。それは言うまでもなく、トップページの外観である。もし効果的な集客をねらうなら、サービスの内容と通行人の傾向の両方をにらみつつ外観を設計すべきだ。

 

1つ目は、サービスの内容。例えば同じブログでも、プライベートなことを書いているブログと特定のトピックについて書いているブログがある。この情報はトップページに明記すべきだ。

 

2つ目の通行人の傾向はどうだろう。ブログの場合、人は検索エンジンmixiから流れてくる。どのような人が流れてくるかは、検索エンジンの場合は検索キーワードである程度わかる。mixiの場合は自分の友達の傾向がそのまま通行人の傾向だ。

 

◆まとめ

 

共通して肝心なことは、どんな経路であれ、やってくる人たちの欲求を読むことだ。そしてそれが、こちらが提供するコンテンツにマッチしているようなら中に入りたくなるような、そうでなければ「ここは俺には合わないな」と入る前にわかるようなトップページを作ることである。