◆参考
◆概要
「パパトロニクス(仮称)」とは、「パパ」による自分の子供や妻のための電子工作のこと。本記事の主張は、電子工作系の企業に対して、このような電子工作を推進して欲しいというお願いである。
◆内容
Arduinoはお手軽なマイコンだ。しかし「これで何を作るか」が難しい。
「LEDチカチカはできたが、Arduinoで、その先することが思いつかない」という声をよく聞く。例えば単純な時計であっても、ちゃんと使えるものを作るのはとても大変だ。
しかし、子供のおもちゃならば作ることができる。
- 押すと光る
- 動かすと音が鳴る
- 音に反応してちょっと動く
ちょっと考えてみて欲しい。
- これだけの機能でも、子供は喜ぶのではないか?
- Arduinoを使えば、このようなオモチャを作るのは難しくないのではないか?
このような電子工作のことを、筆者は「パパトロニクス」と(とりあえず)命名したい。
なお「パパトロニクス」という言葉は私のオリジナルではなく、昨日の電子工作教室で講師の@jksoft913さんが口にした言葉である。電子工学を意味する「エレクトロニクス」から派生したと思われる。
◆要望
電子工作系の企業にお願いしたいことが、2つある。
- 「パパ」を対象とした電子工作教室を開催して欲しい
私は週末にときどき電子工作教室に出かけているが、家族の目は非常にナマあたたかい。
だが、もしオミヤゲがあって、それを子どもが喜んだら、妻の視線は普通に温かいものになるだろう。ひょっとしたら教室の参加費や材料費を出してもらえるかもしれない! - ハンダ付けしなくても済む電子工作部品を増やして欲しい
例えば昨日の電子工作教室では、液晶パネルのピンヘッダを人数分、講師がハンダ付けした。これは講師の電子工作初心者への配慮だが、主催者側に大きな時間的負担がかかっていた。
つまり、初心者向けの部品が供給不足になっている可能性がある。
必要性が高いと思われる部品は以下のとおり:
- 液晶パネル
なぜか。「Arduinoを触ってみよう」的な電子工作教室では、例えば
「明るさセンサの測った値を表示させてみましょう」
というような感じで使われるからである。シリアルでPCに出力しても良いのだが、達成感や感動の大きさとしては、液晶パネルの方が優れている。よって、かなり必要性の高い部品だと思われる。
しかし、ヘッダピンがあらかじめハンダ付けされているものを著者は見たことがないし、たとえジャンパピンがハンダ付けされていても、普通の液晶パネルはブレッドボード上に組むとジャンパだらけになって他のものを載せる余地がなくなってしまう。
よって望ましいのは、小さな基板に配線済みの液晶パネルや、シリアル接続やI2C接続のもの(要はブレッドボードの領域を圧迫しないもの)である。
- スピーカー、スイッチ
初心者の立場から言うと、導線を買ってきて、むいて、ハンダ付けして、もう片方にコネクタを付けるのは、とっても大変である。
スペースに余裕があればワニ口でもいいのだが、接触が怖い(特にスイッチ)。
よって、導線がハンダ付けされており、かつ、その先っぽがブレッドボードにさせるように加工されていると、そのまま使えるのでありがたい。
そのために多少値段が高くなっても全然かまわない。
- Arduinoとブレッドボードを収納するケース
子供に触らせる以上、ブレッドボードむき出しのまま手渡すわけにはいかない。でも、投げたら壊れるくらいは仕方がない。
- 液晶パネル
◆最後にお願い
「パパトロニクスいいかも」と思ってくださる方は、どれくらいいるのだろう?著者は正直言ってよくわからない。
というわけで、もし
Arduinoを持っている、もしくは関心のある方で、パパトロニクスに興味がある!
という方は、この記事をツイートして欲しい。やり方はいろいろあると思うが、おまかせで。
お手軽なのはこの記事の末尾の右下にある小さい水色の「t」というアイコンをクリックすることである。するとTwitterのツイート画面に移動する。クリックしたらすぐツイートされるのではなく、ツイート画面が表示されるだけなので、アヤシイ文章が勝手にツイートされたりはしない。ご安心を。
パパトロニクスに光を!